Day 33, July 18 Sat 広尾(Hiroo)ー更別村(Sarabetsu)
が、しかしまた寝る。
5時過ぎカラスに起こされトイレへ。
昨日の夜、たぶん鹿と遭遇した。真っ暗闇の中で
「ドサドサッーーー」
「ガサーーーーーー」
と森の中へ逃げていく音。
その後、「キュウィーーーン」と言う鳴き声。
これは怖かった(>ω< )。
昨日のライダーの話だと、食料を求めてテントを荒らすらしい。アメリカ人の女性のテントが狐に破られて、女性は泣きながらログハウスへ逃げ込んだそうだ。
暗闇で何も見えないとメチャクチャ怖い。
(;^ω^)
今日の天気は曇りのち雨。目的地はまだ決まっていない。
6時45分、取り敢えず帯広方面に出発。
途中、路上に子ぎつねがいた!
が、写真撮れず。
その代わりに人間と出逢う。
名前は城原さん。
この方、なんとカートを押し歩きながら北海道を旅行中( ゚д゚)!
日本全国を歩いていて、四国のお遍路もカートで完歩!!
はじめ見かけた時はゴルフに行く途中かと思ったが、
「でもなんかおかしい?」
と止まって話しかけたのがきっかけ。
ベビーカーの方がいいんでは?と尋ねると、階段を登れないと言う。
因みにこのカートメチャクチャ重い。。。これを一段一段引き上げてお遍路の階段を登ったそうだ。
す、凄い。凄すぎる\(◎o◎)/!
しかも70歳を超えている!!!
俺にはできないっす。
もう少し話したかったが、雨も強くなってきたので硬い握手で別れる事に。
城原さんはユーチューブに写真を投稿しているので見てください(Jiro shiroharaで検索)。
俺の写真もいずれで載せる予定という事らしいけど、いつになるかは不明。
城原さんと逢ったのはこの辺り。現在襟裳岬方面へ向かっている所。
晴れるといいですねーー、城原さん。
城原さんと別れ、広尾236号線を走る。途中、道の駅で雨宿りをしつつ、たどり着いたのはナウマンゾウの博物館。
巨大なナウマン象の模型
約50年前、忠類の町の道路でナウマン象の化石が見つかって大騒ぎになったらしい。
鏡に映したナウマン象の巨大な歯
でも1番驚いたのはこのオブジェ。
頭に無数の釘が刺さっている。
これは怖い。。。。
ここにはキャンプ場とナウマン温泉が併設されていて、まだ13時前にもかかわらず、温泉に入ってしまう。
この温泉、弱アルカリ性が虫刺されに効いて痒みが和らいでビックリ。
ここのキャンプ場に泊まろうかとも思ったが、土曜日で人は多いし、今晩雨らしいので、雨をしのげる公園を探す事にして14時半にはまた走る事に。
しかしこの先30分以上の上り坂に苦しめられる。しかも目標だったどんぐり公園に行くと、民間のミニゴルフ公園。
素晴らしい芝生を諦め先に進む。
がしかし、そのすぐ横に公営のトイレがあった。
一見トイレには見えない。
中には素晴らしい休憩所と電源コンセント。
今日の宿泊先決定!
でもトイレの中では寝れないので、そのすぐ上にあるすもも園。
屋根付き最高。今夜は雨の予報。
夕食へ向かい、
ラーメン屋で野菜ラーメンを注文したらミニチャーシュー丼をオマケにつけてくれた(オーナーのおっちゃん元ライダー)。
おっちゃんが教えてくれた事
*ひと冬の灯油代10万円
*自分で薪を拾って1年かけて乾燥させている
*冬はマイナス30度にもなる時がある
*40年位前は道路は舗装されていなかった
*子供の頃、家には雪と共に隙間風
*布団から手を出して寝るとシモヤケになった
恐ろしい時代を生きてきている(*_*)
食事の後は、おっちゃんに教えてもらった温泉でまったり。
グーグルマップには載っていない温泉やキャンプ場は意外に多い。
今夜はゆっくり眠れそうです。
本日の走行距離53KM